いちこの週刊爆心地

「遅いな~、王子様。8年早く着きすぎちゃったかな~?」

ちきんさんとカブトガニ まとめ

 

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第1話

ち「あ~つかれた~、ただいま~って独り暮らし始めたんだった~誰も返事しないよね~そりゃ」

カ「キチキチキチ」

ち「『おかえり』って?ハハ、ありがとう、ってえ!?なに!?っていうか誰!?カニ!?カブトガニ!?え!????」

第2話

カ「キチキチキチ」
ち「え、何?何でウチにカブトガニ?っていうかどこから入ってきたのきみ。っていうなんでカブトガニ?」
カ「キチキチキチ」
ち「と、とりあえず水族館!?いや保健所!?スマホスマホ、もしもし保健所でs」ドゥルルル
カ「キチキチキチ」

第3話

ち「やべ~、カブトガニってあんなフリスビーみたく飛んでくるんだ・・・・・・!スマホぶっ壊されちゃった……」
カ「キチキチキチ?」
ち「可愛さのなかに凶暴さを隠した生き物だねキミは」
カ「だろ?」
ち「え?」
カ「キチ?」

第4話

チ「とりあえずメシでも食うか……。あれ、カブトガニって何食べるんだろう……。虫?魚?プランクトンか?」
カ「キチキチ」
ち「あっ、白米でいいんだ!白米でいいみたい!」

第5話

ち「やっぱり海に帰ってもらえるかな?ほら、ここのスキマに千円いれておくから」グイグイ
カ「キチ!?キチキキチ!????」
ち「あれー、入んない、おりゃおりゃ」グイグイグイ
カ「キチ!!キチキチ!!……キチkやめろ!!!!!」
ち「ウッス」

第6話

ち「やっぱりカブトガニは水の中のほうがいいの?」
カ「キチキチ」
ち「ちょうどいいし俺もひとっ風呂あびるか~」
カ「キチキチ!???」ドボン
~1時間経過~
チ「お前長風呂だな~、って! イイ出汁でてるわ~コレ」

第7話

ち「やっぱカブトガニも甲羅とか干すの?」
カ「キチ~?」
ち「ベランダとかでいいのかな?じゃあ、仕事いってくるからね。落ちちゃダメだよ」
カ「キッチキッチ~」
~帰宅後~
ち「うわなんかおせんべいみたくなってる」
カ「キチ……」ペロ
ち「うまい」

 

第8話

カ「キチキチ」
ち「お?お出かけか?気をつけろよ」
カ「キチッ」ガチャ
ち「あいつレッドデータ登録されてるけど平気かな~」
ち「……結構長いお出かけだな」
ピンポーン
カ「キチチッ♪」
ち「お前、クール便着払いで帰ってくるのやめてくれる?」

第9話

ブゥーン……ブゥーン……
ち「ルンバは便利だなぁ」
カ「キチブゥーン……」
ブゥーン……ブゥーン……
ち「……お前にそういう機能は求めてないよ」

第10話

ち「は~、メシうまかったな~。あー、ヤベ。皿洗いしてねえからくっそ皿溜まってるな~、毎回使う皿だけ洗ってるけど休みだし全部洗うか~。くそだりいな~。あれ? 今日皿洗ったっけ?」
カ「……」
ち「……」

第11話

ちきん「やべえ万年筆のインクなくなっちゃった、替えは~っと黒しかないな……、ここから黒で書くのもな……」チラッ
カブトガニ「キチチ?」
ちきん「いやいやダメだろ俺……」
一楽「カブトガニの血は青いんだよ!」

第12話

ち「今日は何もない日だね~」
カ「キチ~」
ち「お茶でも飲むか?」
カ「キチッ♪」
ち「はい、どーぞ」
カ「キッ…キッ…」
ゴバァッビシャアア
カ「キェエエエエエエエ!!!!!!」
ち「うわぁああああああああ」

第13話

カ「キチキチ」
ち「お?なんだお前裏返ってどうした」
カ「キチキチ」クルーンクルン
ち「なんだなんだブレイクダンスか、ほーれほれーもっと回してやるぞ~」
カ「キチ キチ」
ち「お前裏側キモいな~」

第14話

ち「鍋食べたい」
カ「キチキチ」
ち「白菜、豆腐、ネギ、しらたき……ちょっと具が足りないな……」
カ「……」
ち「……」
カ「…キチッ!!」
ち「逃げるなよ、取って食おうって訳じゃないんだから」

第15話

ち「うわああああ!」
カ「キチキチキチキチ!!!!!!!!」
ち「ごめんって謝るってお前のプリン食べたの謝るから!な!でもこれ買ってきたの俺だしまさかプリン食べるとは思わないじゃん!?」
カ「キチキチーー!!」
ち「うわやばいベランダから飛んでった!」

第16話

ち「あいつベランダから飛んでってからしばらく帰ってこないな~」
ピンポーン
カ「キチー♡」
ち「相も変わらずの着払いクール便での帰宅ですね、って横の伊勢エビは!?彼女?いや、彼氏なのかな……?」
カ「キチ?」
ち「伊勢エビ死んでる!?あ、お土産かぁ」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

自然薯、恋をする

いっぴきのくろいいぬはずっとじめんをほっています。

どこかにいっては戻ってきて 地面をほっては
わん わん わん
なんどとめても いうことをききません

わん わん わん
ささやくように よびかけるように ずっとじめんをほっています

なかまのいぬはききました
「たからものでもあるのかい?」
くろいいぬはこたえました
「そうさ、ぼくのいっとうたいせつなたからものさ」

さいしょは かすかな こえでした
それはどんどんつよくなります

わん わん わん

じめんのなかでないていたのに

わん わん わん

はれのひは わらうように
あめのひは はげますように
どんなひも

じめんのなかはてんきなんてかんけいないのに
はれも あめも すてきなひにかわって

いつしか なみだはとまっていました
わん わん わん

ひかりが みえます

わん わん わん

すこしだけ そとは こわいのに

わん わん わん

そっと かぜを だきしめて

かおを あげると

なきそうな うれしそうな こえ

「やっときづいたの」

きずも なみだも べろりとすべてなめあげて

やっと こいをする

FF14 01. 兄を探しに

 

「兄さん……?」


 頬を撫でられた気がしてそっと瞼を開くと柔らかな日差しが青々と生い茂った木々の隙間からアーカスを照らしている。陽光を反射しながら溢れる緑はまるでエメラルドの空に見えた。

 

「兄さんなわけないな・・・・・・」

 

 自分が転寝していた事に気がつくと、またそっと幼い頃の撫でてくれた兄の手のような優しい風が通り抜けていった。がたごとと馬車は揺れる、馬車と言ってもこの大陸特有の黄色い大きな鳥が曳く乗り物だ。
相乗りの乗客は恋人同士のように寄り添う雪のように美しい双子ともう一人、いかにも商人然とした浅黒い肌の好漢と目が合うと白い歯をむき出しにして笑った。

 

「目が覚めたかい?」

 

「ああ、グリダニアはあとどれくらいだ?」

 

 あともうすぐってところかな、そう言って好漢は小さな鞄から水筒を取り出す。木をくりぬいて作られた作られたコップは、漆のような加工がされていて、つるつるとした手触りがする。なみなみと注がれた琥珀色の液体は何かの果汁を絞って作られたもののようで、少し酸味が強いものの寝起きの不快感の残る喉にはちょうど良い爽やかさだった。

 

「ありがとう」

 

 また風がアーカスの横をすり抜ける。それが白いぬいぐるみのようなものに見えたのはまだ夢でもみているのだろうか。まだ重い瞼を擦る。ほどなくして止まった馬車から降りると、目の前の門には「グリダニア」の文字。読んだ書物によれば青狢門で間違いないはずだ。門の横には苔色の布地に土色の皮を組み合わせたグリダニアを象徴するカラーリングの門番がこちらを見ていた。好漢が手を挙げると門番は大きな獣の牙に似た刃のついた槍を掲げる。

 

「兄ちゃんはグリダニアには何の用事で?」

 

「兄を、……探しに」

 

呪いランチ

 人生の中で「これまずかった!二度と食べたくない!」と思うような食べ物ってありますか?

私は味覚がニブいのか、それとも脳味噌がお花畑なのかは分からないけど(後者の可能性は限りなく高い)

あんまりまずかったと思うものってないんですよね。いや、そもそもまずかったと思っても大抵すぐ忘れる。喉元すぎればすぐうんこって言うしね。

そんな私に精神的傷(トラウマ)を与えたのがハヤシライス。

 

何故かってそれは……。

 

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キッチン 桜井みかげは「しあわせ」なのか

※この文章ははるか昔に書いたもので、吉本ばなな「キッチン」を読んだ方向けの文章です。

今見ると日本語が結構おかしくて誤字脱字パラダイスで引用が長すぎて読む気にならない。

 

 

「キッチン」吉本ばなな

初出 一九八八年一月 福武書店

   二〇〇三年七月 新潮文庫

 

【研究テーマ】

このテクストは、主人公・桜井みかげが祖母や恋人を失い、雄一とえり子の田辺家の二人に出会うことで立ち直る物語のように思えるが、ほんとうにそうであるか分からなかったため。

 

【テーマ設定の理由】

『ここにだって、いつまでもいられない――雑誌に目を戻して私は思う。ちょっとくらっとするくらいつらいけれど、それは確かなことだ。』(P60 15~16行目)とみかげは言っており、田辺家が立ち直りの終着点であるならば、夢のキッチン(P61)をいくつも持ったり、出て行く必要性はない。みかげは出て行く必要やそうせねばならない理由があったのではないか、とこのテーマを設定した。

 

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こんな夜にはメイビーハッピー

やっほー!いちこです!

FF14では時々レアモンスターがPOPします。

蒼天編ではクアールレギナ、プロトアルテマなどがミラプリ用の装備が貰えるので有名ですね。

今日はお休みだったのでボーッとしていたら、通話中のチキンさんが

オーディン湧いてるってー!」とのこと。

 

オーディンとはグリダニア近辺に沸くレアモンスターですね。

倒すとトークンが貰えてチョコボ装甲がもらえるのですが、

もう何回か参加してて特に欲しいものがないので今回はPT外の蘇生の称号(アチーブ)目当てに行くことにしました。

こういうレアモブは人が集まって重いこともあって、死屍累々なのでとてもチャンスなのだ!

 

いちこ「よーし、街角の賢者様もらうぞ~!」

チキン「通りすがりの聖者様かな?」